≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ で じ じ の 日 刊 オ ー デ ィ オ ブ ッ ク 通 信 【No.0082】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 携帯 http://www.digigi.jp/i/ PC http://www.digigi.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒ オーディオブック出版のパンローリングが贈る、 日刊オーディオブックをお読みいただきまして、 誠にありがとうございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ パ ン ロ ー リ ン グ の オ ー デ ィ オ ブ ッ ク ■□□■ -◆-◇ 本 日 の 一 冊!! ◆-◇- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山下の「本日のお薦め」は、 『ねずみの嫁入り』(楠山正雄)のオーディオブックです。 たいそうお金持ちのねずみが自慢の娘の嫁ぎ先について思案に暮れています。 なんせ日本一の娘で、見回したところねずみの国にはつり合う相手がいない、 とのこと。 「うちの娘は日本一の娘なのだから、なんでも日本一の お婿さんをもらわなければならない」だそうだ。 それでは、この世の中で誰が一番えらいのか。 それは高い空の上から世界中をあかるく照らしている お日さまのほかにはいないだろう、ってことで、 おとうさんとおかあさんは娘を連れて太陽のところに行く。 娘を嫁にもらってください、と。 「いやいや、ありがたい話だが、世の中にはわたしより もっとえらいものがあるよ」と太陽。 それは誰ですか? …と続いていくお話。 どこに辿り着くかはもうお分かりだと思いますが そこをあえてオーディオブックで楽しんでください。 結局、己の身の丈にあったものにしか出会えない、 てなことだと思います。 ・─────────────────────────────────・ □ タイトル:『ねずみの嫁入り』 ※無料試聴サンプルはこちら↓ http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048025600001 □ 内容(ネタバレに注意) 親ねずみが自慢の娘を嫁にやるためにこの世の中で一番えらい者を 探そうとします。まず太陽のところにいきますが、太陽は自分を 隠してしまう雲のほうが強いという。雲のところにいくと雲は自分を 吹き飛ばす風のほうが強いと言う。ならば風はということで風のところに いくと風はいくら吹いても動かない壁が強いという。 壁のところに行くと、壁に穴をあけてしまうねずみのほうが強いと言う。 なるほど。結局、ねずみの娘はとなり村の若者ねずみと結婚しましたとさ。 □ 著者: 楠山 正雄(くすやま まさお) 東京銀座生まれ。大学卒業後の1907(明治40)年、早稲田文学社に入り、 編集者としてのキャリアを始める。そして読売新聞社を経て、 1910(明治43)年冨山房に入社、そこで「新日本」の編集主任として 励むかたわら、一方で逍遙の「文芸協会」に参加し、評論あるいは 翻訳劇脚本家として活躍する。 文芸協会解散後も抱月の芸術座に続いて参加し、 しばらく編集者と演劇人の二足のわらじを履いていたが、 1915(大正4)年冨山房社長の命を受け、「模範家庭文庫」の担当となる。 他人の原稿を編集するうち、児童文芸への意識が高まっていく。 やがて自らも文庫の執筆に手を出し、また児童向けの創作や翻訳も 意欲的に行った。 1950(昭和25)年、転居先の長男宅でガンのため永眠。 演劇・辞典編集・児童文芸の分野においてその創造的編集の才を尽くし、 多くの基礎を作った先駆者であった。 □ 商品詳細 [ダウンロード版] MP3 約8分 1ファイル 500円 (税込) http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048025600001 [CD版] 1枚/約8分 840円 (税込) http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=9784775926031 □ 定本案内 底本:「日本の神話と十大昔話」講談社学術文庫、講談社 1983(昭和58)年5月10日第1刷発行 1992(平成4)年4月20日第14刷発行 ※ インターネットの図書館 青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/) ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□ 【制作部雑記】 ミノタケを知る ...。o○...。o○ ...。o○...。o○ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□ 「ねずみの嫁入り」とは、あれこれ選り好みしても 結局のところ変りばえしない、という意味で使われたりします。 しかし、ねずみ家族もあれこれ悩んでたどり着いた答えなわけで、 まあ、結局、悩んだわりには、という結果にはなっていますが、 悩むことに意味があった、と思いたい。 太陽、雲、風、壁…、みな迷惑がらずに優しくプロポーズを お断りし、誰も傷つかず、悪者も出てこない、オールハッピーな 『ねずみの嫁入り』の話。 身の丈を知る、ということを学びました。 ちなみに「キツネの嫁入り」とは天気雨のこと。 きっと何か楽しい由来があるのでしょう。 にわか雨とは、降ったりやんだりする一過性の雨のことで、 天気雨とは、晴天であるにもかかわらず雨が降っている状態のこと。 雰囲気似てるけど、違うんですね。 要注意です。 ・……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……・ 「こんな本をオーディオ化して欲しい」 「こんなインタビューが聞いてみたい!」 「ぼくの本・ブログをオーディオ化して欲しい」 オーディオブックに関するお問い合わせ・ご要望は。 パンローリング株式会社 マルチメディアコンテンツ制作部 http://www.digigi.jp/ info@digigi.jp ※ 本メールマガジンを今後、配信不要とされる場合は、誠にお手数ですが、 http://www.digigi.jp/bin/mainfrm?p=mailmag/index から 解除をお願いいたします。 ------------------------------------------------------(C) Pan Rolling |