≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ で じ じ の 日 刊 オ ー デ ィ オ ブ ッ ク 通 信 【No.0042】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 携帯 http://www.digigi.jp/i/ PC http://www.digigi.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒・≒ オーディオブック出版のパンローリングが贈る、日刊オーディオブックを お読みいただきまして、誠にありがとうございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■ パ ン ロ ー リ ン グ の オ ー デ ィ オ ブ ッ ク ■□ -◆-◇ 本 日 の 一 冊!! ◆-◇- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山下の本日のお薦め...。o○ 『宮沢賢治 04「毒もみの好きな署長さん」』です。 このオーディオブックには「水仙月の四日」が同時収録されてます。 その「水仙月の四日」は、宮沢賢治文学の中でも傑作の部類に 入るのではないかという気がします。 大いなる自然の厳しさと優しさ、畏れと感謝…。 耳で聴くだけでも景色が浮かんできます。 宮沢賢治の、星の世界、花の世界、そしてこの物語は雪の世界です。 家路を急ぐこどもがひとり…。 でも、その日は水仙月の四日。 それは、おそろしい雪婆んごが、雪童子や雪狼をかけまわらせて、 猛吹雪をおこさせる日。 宮沢賢治の想像力には脱帽です。 雪の世界で展開される、神秘的な雪の精霊たちと 吹雪に巻きこまれた子どもの暖かい愛のファンタジー。 オーディオブックで凍えながらも温まってください。 ・─────────────────────────────────・ □ タイトル:『宮沢賢治 04「毒もみの好きな署長さん」』 ※無料試聴サンプルはこちら↓ http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048006500009 □ 内容 ●『毒もみの好きな署長さん』 この国の第一条【火薬を使って鳥をとってはなりません】 【毒もみをして魚をとってはなりません】 ある夏、この町の警察へ新らしい署長さんが来ます。 そしてそのころ規則の第一条を守らないものができてきます。 いっこう魚が釣れなくなって、時々は死んで腐ったものも 浮かんだりしています。 この毒もみをする者を捕まえるのが警察のいちばん大事な仕事です。 法を破って毒もみをしていた犯人とは…? 悪者は誰なのか? 犯人は死刑になる最期、笑って 「いよいよこんどは、地獄で毒もみをやるかな」と言います。 そして、みんなはすっかり感服してしまいます。 なぜ……? ●『水仙月の四日』 「さあ、しっかり、今日は夜の二時までやすみなしだよ。 ここらは水仙月の四日なんだから、やすんじゃいけない。 さあ、降らしておくれ。ひゅう、ひゅうひゅう、ひゅひゅう。」 ひとりの子どもが、水仙月の四日に吹雪にまきこまれます。 おそろしい雪婆んごが猛吹雪をおこさせます。 東北の風土と宮沢賢治の想像力が生み出した神秘的な物語。 □ 宮沢賢治(みやざわ・けんじ) [1896-1933] 詩人・童話作家。岩手県生まれ。 盛岡高等農林卒。花巻で農業指導者として活動するかたわら創作。 「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」「風の又三郎」などの著書がある。 □ 商品詳細 [ダウンロード版] MP3 約32分 2ファイル 840円 (税込) http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048006500009 [CD版] 1枚/約32分 1,575円 (税込) http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=9784775929179 □ 定本案内 ・(毒もみの好きな署長さん) 底本:「ちくま日本文学全集」筑摩書房 1991(平成3)年3月20日第1刷発行 底本の親本:「宮沢賢治全集」ちくま文庫、筑摩書房 ・(水仙月の四日) 底本:「注文の多い料理店」新潮文庫、新潮社 1990(平成2)年5月25日発行 1997(平成9)年5月10日17刷 初出:「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社 1924(大正13)年12月1日 ※ インターネットの図書館 青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/) ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□ 【編集後記】 やおよろず ...。o○...。o○...。o○ ...。o○...。o○...。o○ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□ 水仙月とは、いったいいつのことか? 睦月(別名:元つ月、萌月、生月) 如月(別名:梅見月、木目月、初花月、雪消月、小草生月) 弥生(別名:嘉月、花見月、夢見月、桜月、花月、春惜月、雛月、早花咲月) 卯月(別名:種月、植月、田植苗月、、苗植月、夏初月) 皐月(別名:菖蒲月、五色月、五月雨月、橘月) 水無月(別名:風待月、鳴雷月、涼暮月、松風月、弥涼暮月、蝉羽月) 文月(別名:秋初月、七夜月、女郎花月) 葉月(別名:月見月、秋風月、木染月) 長月(別名:寝覚月、色どり月、菊開月) 神無月(別名:時雨月、初霜月) 霜月(別名:神楽月、子月、霜降月、雪待月) 師走(別名:限月、暮来月、春待月、臘月) …ないですね。 宮澤賢治の造語ということのようです。 諸説いろいろあるようで、水仙の花が咲く頃、 つまり、4月とか2月、3月だとか…。 はっきり何月とは言わずに水仙月、と呼んだところがいいですね。 数字ではなく、時に陰暦の月の呼び方を思い出してみるのは 漢字文化圏に暮らす人間としては、いろいろイメージが広がり いつもとは違う角度から月を楽しむことができる、…気がします。 その中でも10月は面白いですね。 10月は神無月と言いますが、これは全国各地の神々が 出雲の国に集まり神々が留守になるからで、 反対に出雲では、神々がわざわざ一堂に会するため 神在月(または神有月)といいます。 こんな常識となっていることをあえて書く勇気も メルマガには求められるのであしからず。 .。o○...。o○ われわれが棲むこの小さな島国には 数えきれないほどの神がいるようです。 その数、八百万(やおよろず)とか…。 それだけの数がいれば、全貌を知ることはまず不可能です。 手を合わせて祈れば、どなたかには届きそうな気がしますが、 いかがなものでしょう。 貧乏神には届きませんように。 ちなみに10月に出雲に集まった神さまたちは いったい何をしているかというと、 縁結びなどを話し合う神議を開いているようです。 「目には見えない縁」の演出をお考えになっているのですね。 神在月。 神在祭の前夜、出雲大社から西へ約900メートルの稲佐の浜で 全国から集まってくる八百万神を迎える『神迎祭』が行われます。 神々をお迎えする儀式です。 ここは国譲りの儀が行なわれたと伝えられる聖地でもあり、 かがり火がたかれ、神々の到来を告げる声が 夜の砂浜に響くとか響かないとか。 神在祭は神様の会議です。 会議が終了すると、神さまを送る神去出祭が行われます。 会議では、神さまたちは人間の運命について話し合うようです。 なかでも誰と誰を結婚させるかは重要なテーマであり、 よく議題にのぼるとか…。 そんなわけで、神在月、八百万の神々が集まるタイミングに合わせて 出雲を訪れてみる、なんてどうでしょう。 そうだ、出雲へいこう。 そしてもちろん旅のお供にオーディオブックを……。なんつって。 ・……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……・ 「こんな本をオーディオ化して欲しい」 「こんなインタビューが聞いてみたい!」 「ぼくの本・ブログをオーディオ化して欲しい」 オーディオブックに関するお問い合わせ・ご要望は。 パンローリング株式会社 マルチメディアコンテンツ制作部 http://www.digigi.jp/ info@digigi.jp ※ 本メールマガジンを今後、配信不要とされる場合は、誠にお手数ですが、 http://www.digigi.jp/bin/mainfrm?p=mailmag/index から 解除をお願いいたします。 ------------------------------------------------------(C) Pan Rolling |