内容紹介
ついに極意を明かす!営業の次はこの魔法
ロングセラー「営業の魔法」の続編が圧倒的なお客様の声より、
満を持してオーディオブック化
〜働くことは愛する人を守ること!〜
トップセールスマンに上り詰めた小笠原が転勤していた札幌から帰ってくる。
会社の辞令で、非常識な若者、水口の新人教育を任じられるのだが、
これが一筋縄では行かない、今時の「テキトー」な若者であった。
またしても大きな壁に当たる小笠原。
一人の新人教育を通して、小笠原自身も再確認した「仕事の魔法」とは。
5人の経営者、1人の先輩が明かす、
仕事をする中で成長し、成功する方法。
前作同様、完全ドラマスタイルにて収録。
臨場感溢れる効果音と、本作のためにプロピアニスト 谷真人氏が書き下ろしたBGMで、時に笑い、時に泣きながら「理解」していくことができます。
返事の基本とその理由。部下に賭けてみる勇気の効果。使ってよい言葉、悪い言葉。「知っている」ことと「判っている」ことの違い。辛抱の大切さ。歴史と師匠に学ぶ人生の在り方。傍楽(働く)ことの本当の意味とは。
日々の生活に追われ、忘れかけていた仕事の在り方、生き方を教えてくれる一冊。
内容抜粋
一週間前、僕は東京へ戻ってきた。
「一日付けで営業部三課主任に任命する」
僕を迎えたのは一枚の辞令だった。
「営業って適当なこといって、お客さんの気分を良くすりゃいいんでしょ。俺、学生時代からかなりいい線いってましたから」
水口というその新人は、背もたれにダラしなく身体を投げ出して問いかけてきた。
僕の頭はめまぐるしく回転し続けていた。
初めて部下を持った。それも突然に。記念すべき最初の部下がこの男だ。
僕に部下の育成などできるのか・・・。
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「水口は素晴らしいね」
「どうしてですか?」
「小笠原、お前さんは自分の下で働けるかい?もし上司を選べるとしたら、自分自身を選ぶかってこと」
「きっと・・・選ばないと思います」
「水口は、今、お前さんの部下だろう。ありがたいじゃないか。人は、時として自分に賭ける覚悟が必要だよ。そしてね、ときには部下に賭けることも必要だ。そうやって賭けると、お互いに自分の知らなかった力が湧いてくる。
そうすると、初めて命と命の呼応が生まれる」
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「水口はなんで営業を希望したの?」
「言ったじゃないですか、小林先輩に憧れたって」
「それだけの理由?」
「そりゃあ、他にもありますよ」
「他って?」
「営業って自分の仕事の結果がハッキリ数字に出るでしょ」
「そうだね・・・」
「そこでトップだったら、最強ってことですよね」
「最強?」
「そうっすよ。会社の売り上げを支える男じゃないっすか。」
「水口はトップになりたいんだ」
「もちろんです、なにを当たり前のことを・・・」
「トップになってどうしたいの?」
「いいですか、トップになるってことは、誰よりも早く出世ができて、ボーナスや給料だって誰よりもたくさん貰えて、そうですね・・・。そうなると六本木あたりで業界人と飲み歩いて、その後はお決まりのモデルあたりの彼女を作って・・・」
「お決まりなの?」
「あたり前っすよ。そして誰よりもいい車に乗って、誰よりもおしゃれなマンションに住んで・・・あとは・・・」
「それって全部なんのため?」
「なんのためって・・・、普通の感覚ですよ。誰だって・・・そうでしょう」
「まずトップの成績を残し、その実績でスポンサーを探すんです。とりあえず三年間トップで居座った後、スポンサーから資金を得て会社を立ち上げます」
「どんなビジネスの会社を立ち上げるの?」
「今の時点では、成功者たちの真似をして外食チェーンを展開する会社ですかね」
「その仕事を通して、誰に一番喜んでもらいたいの?」
「誰にというより・・・自分が一番幸せになりたいにきまっているじゃないですか」
ただ、僕は安く仕入れてそこそこ儲かる仕組みを作って、それをチェーン展開してお金持ちになるっていうイメージだけですよ」
「でも、喜んでもらわなきゃ儲からないんじゃない?」
「そんなことないでしょう。地球には60億人も人がいるんですよ。日本にだって1億2千万人も。一人から100円ずつの利益を出したって、120億円になる。それでいいじゃないですか。儲かったあとは売り払うか辞めちゃえば」
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「なぁ、水口・・・」
「ハイ、先輩」
「僕たちはいつからこんなに不自由になったんだろうな・・・。」
いつからこんなに僕たちはわがままになったのか?
いつからこんなに時間に追われだしたのか
いつからこんなにお金に縛られるようになったのだろう。
そして、いつから見えない恐怖におびえる毎日になったのだろう。
購入者特典
【ダウンロード特典】 著者メッセージ 中村信仁 伝えたいこと(約6分 MP3)
【ダウンロード特典】 永業塾 2012年冬 東京ステージ 授業映像(約107分 MP4)
※大容量のファイルが付属されておりますので、ダウンロードに時間が掛かります。
パソコンで常時接続の状態でアクセスいただき、ダウンロード下さいますようお願いいたします。
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目次:収録内容
プロローグ
魔法その1 挨拶
ハイという返事の実践。ハイは我を捨て、素直な心を蘇らせる。
魔法その2 叡智
信じる勇気と賭ける覚悟。人の叡智が命の呼応を生み人を育てる。
魔法その3 夢を語り合う
夢は希望を生み、希望は勇気を育て、勇気は仲間を創る。
魔法その4 言葉
使ってよいことばと、使ってはいけないことばがある。そして、ことばは命よりも重たい。
魔法その5 ただ見ていてあげること
自信とが自分を信じる力ではない。
魔法その6 歴史
人を育てるということは、五年、十年先を考えるのではなく、千年、二千年の先を考える事。
魔法その7 時間
時間に振り回される人から時間をコントロールする人へ。
魔法その8 傍楽
人生は自分のためあらず。大切な仲間を幸せにすることが人生の使命。
魔法その9 ご縁
感謝の心がご縁を結ぶ。
魔法その10 即動力
人の提案には間髪入れずイエスということ。
エピローグ
魔法ノート
警告
【著者】中村信仁(なかむら・しんじ)
1966年北海道生
株式会社アイスブレイク
(2010.10月設立 代表取締役就任)
株式会社エムアンドジー
(1988. 6月設立-2011.6月解散、代表取締役辞任)
高校卒業と同時に外資系フルコミッションの営業会社に入社し、初めて渡米。日本と海外を行ったり来たりする二重生活。
世界142ヶ国の支店と200年以上の歴史を持つ外資系営業会社で、幾度もの挫折を経験しながら、入社初年度から2年間連続世界
トップ・テンに名を連ねたプロセールスマン。
退職後、東京にて大手書店とのコラボレーションによる英会話学校の立ち上げを任され関東有数の有名スクールに育て上げる。
その後22才で起業。現在、各社の営業戦略顧問や人材教育、人材育成、人材採用プランナーとして活躍中。
次世代に「格好いい大人の背中」を伝え残すことをライフワークに、講演活動、営業早戦力セミナー、大学生たちの就活道場「笑顔塾」を展開している。
笑顔塾の門下生は既に一千人を超え、各企業、各業界で新人賞を獲得し大活躍している。
また、「中村式永業塾」を札幌、仙台、福島、東京、大阪、福岡、宮崎、名古屋にて開催。業種、業界を問わずすべての営業人を頂点へ導く夢のような勉強会と噂されている。
[著者ブログより]
http://ameblo.jp/mandg/
【ピアノ】谷真人(たに・まさと)
東京外国語大卒。広告会社に長年勤務後独学でピアノを再開、将来の道を模索すべく退職するが、パリ国際アマチュア・ピアノ・コンクールに優勝、プロの道にスカウトされる。
現在はさまざまなジャンルに精通したピアニスト、作・編曲家として活躍中。TV番組やCMなどメディアにも出演多数。
最近ではCGデザインやイラストの分野でも活躍、マルチなクリエイターとしても活動の幅を広げている。
[作曲者コメント]
あるご縁により前作の営業の魔法を拝聴する機会があったのですが、厳しくも温かい言葉の数々に何度涙を流し励まされたことでしょう。音楽の道に入る前には、私はまさに落ちこぼれ営業マンだったからでしょうか。
でもそれ以上に、人としてどう生きるべきかという壮大なテーマがそこには感じられ、自分自身の心が浄化されたからだと思います。
幸せなことに、このたびその続編である本作の音楽を担当させていただきましたが、不思議なことに全く何の苦もなく音楽がスラスラと出てきました。
これも中村氏とスタッフのみなさまの持っていらっしゃる「魔法」によるものなのかもしれません。
[オフィシャルサイト]
http://www.masatotani.jp/
※本商品は『仕事の魔法』[ビーコミュニケーションズ【刊】 中村信仁【著】
ISBN:978-4902969511 00頁 1,575円(税込)]をオーディオ化したものです。
※「魔法その6 歴史」の内にて、「下座に生きる」が「しもざにいきる」と収録されておりますが、正しくは「げざにいきる」となります。改めてお詫び申し上げます。
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