稲森夜話 聴かなければよかった話
幼少のころから不思議な体験を数多くした稲森の実話をもとに構成され、その全てが実体験。
本人が体験したからこそ語ることのできる、細部にわたる生の臨場感には定評がある。
ただ恐ろしい・怖いだけではなく、怪談の風情を楽しめる語りが特徴。
本職が俳優である稲森の叙事あふれる話し方は、怪談の枠を越えて、男女を問わず支持されている。
内容紹介
【色のない夢】(22分)
あるとき夢を見た。頭の中では色がわかっているのに、見た夢は色のついていない白黒の夢。その夢に出てきた少女が言った。逢いたいと…。
【きんつば】(21分)
40年来のお客様から、ずっと休むことなく差し入れられた「きんつば」。
そのお客様が亡くなって、劇場ではある噂がたつようになる。その噂がもとで、この劇場で習わしになった事とは…。
【あなたはだあれ…】(18分)
彼女の妹が小学生の時、難聴の女の子の友達が亡くなった。女の子は、誰もいないプールに浮かんでたという。
そのあと、彼女と彼女のお母さんのところに幽霊が現れたのだが、それは亡くなった妹の友達とは違う別の女の子で…。
【真夜中の訪問者】(17分)
宿泊先近くで見つけた祠。その祠の傍にはホテルの従業員が立っていた。
その夜、ホテルの部屋に謎の訪問者がくる。どうやら何かを探している様子なのだが、その人物には顔がなかった。
【トイレの女】(17分)
知り合いの店に、女の幽霊が出るらしい。2つある個室の、手前の側。
噂半分にそれをSNSで拡散されてしまった。ただ、そこのマスターである私の知り合いには、ある過去が存在していて…。
【ある土地にまつわる話】(25分)
土地開発が進む地域で、唯一反対をして、立ち退きに応じなかったお年寄りの家が火事になり亡くなってしまう。それ以来、何故か進まない土地開発。その理由とは…。
稲森 誠(いなもり まこと) プロフィール
1961年生まれ、岡山県出身 俳優 フリー
19歳で幕間芸人としてデビュー。以降23歳より俳優。
自身の持つ恐怖体験を活かし、稲川淳二氏「恐怖の百物語」の第一回目で「メリーさんの館」を語り、以降、数本の共演を経てオカルト俳優としての地位を確立。
ホラーアトラクションの演出を得意とし、室内型アミューズメントパークの「エイリアンパニック」「バイオハザード」「オトギリソウ」「貞子」「スポーン」などの演出実績を持つ。お化け博覧会でのオリジナルお化け屋敷「恐怖の第一トンネル」はAAAで有名。
シアターOMというアクター集団の主宰。藤田和日郎「うしおととら」の舞台版で「とら」役を10年間に渡り演じ続けている。
現在まで、TV・映画・CM・Vシネマ、舞台演劇、ミュージカル等幅広く出演している。
他に、YouTubeチャンネル「稲森誠のオカルト部屋」の定期配信。
イベント「稲森誠の怪談座談会」は3カ月に一度公演中。
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