稲森夜話 聴かなければよかった話
幼少のころから不思議な体験を数多くした稲森の実話をもとに基本的に構成されている。
本人が体験したからこそ語ることのできる、細部にわたる生の臨場感には定評がある。
ただ恐ろしい・怖いだけではなく、怪談の風情を楽しめる語りが特徴。
本職が俳優である稲森の叙事あふれる話し方は、怪談の枠を越えて、男女を問わず支持されている。
内容紹介
【水子供養・赤い風車】(29分)
出産をまじかに控えた女性が、子供を産むために実家に戻った。
彼女の実家には妊婦のための部屋があって、彼女自身もそこで生まれたという。そしてそこには奇妙風習があった…。
【中にいる】(12分)
子供の頃。西陽の差しこんだ玄関の入り口の扉の窓の向こうに見た人影。
それは仕事から帰って来たお父さんだと思っていた。
しかし記憶をたどってみると…。
【目覚めたら】(14分)
大学恒例の自転車部のロードレース。先輩にアドバイスをもらって彼はスタートしたのだが、ひょんなことからリタイアしてしまう。そのアドバイスをしてくれた先輩は…。
【卒業アルバム】(17分)
中学時代の仲良しグループが、久しぶりに集まって昔話に花を咲かせる。その時に見た中学時代の卒業アルバムに異変が…。
【4本足】(13分)
ある介護士が知人の紹介で、かなり優遇された条件で、とある二十四時間体制の介護施設に引き抜かれた。しかし、優遇されるには、それなりの理由があったみたいで…。
【心霊スポットあるある】(10分)
とある有名な心霊スポットのトンネルの中ですれ違った親子連れらしき人たち。男性と子供3人だったのだが、この親子。実は親子じゃなかった…。
【人形を持った女の子】(23分)
学校の途中で二度見かけた、人形を持った女の子。それ以来、ずっと誰かに見られている感じがするのだ。その日の塾の帰りにバスの中で…。
稲森 誠(いなもり まこと) プロフィール
1961年生まれ、岡山県出身 俳優 フリー
19歳で幕間芸人としてデビュー。以降23歳より俳優。
自身の持つ恐怖体験を活かし、稲川淳二氏「恐怖の百物語」の第一回目で「メリーさんの館」を語り、以降、数本の共演を経てオカルト俳優としての地位を確立。
ホラーアトラクションの演出を得意とし、室内型アミューズメントパークの「エイリアンパニック」「バイオハザード」「オトギリソウ」「貞子」「スポーン」などの演出実績を持つ。お化け博覧会でのオリジナルお化け屋敷「恐怖の第一トンネル」はAAAで有名。
シアターOMというアクター集団の主宰。藤田和日郎「うしおととら」の舞台版で「とら」役を10年間に渡り演じ続けている。
現在まで、TV・映画・CM・Vシネマ、舞台演劇、ミュージカル等幅広く出演している。
他に、YouTubeチャンネル「稲森誠のオカルト部屋」の定期配信。
イベント「稲森誠の怪談座談会」は3カ月に一度公演中。
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