[オーディオブック] ニルスのふしぎな旅
セルマ・ラーゲルレーヴ,
矢崎源九郎
パンローリング
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MP3
798分43ファイル 2020年5月発売
本体 2,500円 税込 2,750円
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内容紹介
★女性で初、ノーベル文学賞を受賞した
スウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーヴの童話「ニルスのふしぎな旅」。
★「ニルスのふしぎな旅」はスウェーデンの教育会から執筆を依頼された
こどものためのお話です。
★アンデルセン、グリムの童話を数々訳した北欧文学者 矢崎源九郎が訳しています。
★bgmや効果音が入った、楽しくおもしろい!聴く絵本です。
ノーベル文学賞を受賞した作家の「ニルスのふしぎな旅」でお子様の聴く力・想像力をつけませんか
「ニルスのふしぎな旅」は、ノーベル文学賞を受賞したスウェーデンの女性作家セルマ・ラーゲルレーヴの児童文学です。
14歳ほどのニルス少年が小人によって小さな姿にされてしまい、ガチョウのモルテンや渡り鳥のガンの群れと一緒にスウェーデン中を旅するお話です。1980年に日本でもアニメ化され、人気となりました。
自分の体が小さくなってしまい、突然自分の周りが巨大な世界に変わってしまったら……?
いたずら好きな少年は奇妙な体験の中で自分がこれまでやってきた悪いことを思い知らされ、また、旅の中で沢山のことを学んでいきます。
そして、長い旅の末に再び家に帰ることが出来て、小人の魔法が解けたときにはニルスは立派な若者に成長を遂げているのです。
<「ニルスのふしぎな旅」が出来上がるまで>
まえがき より一部抜粋----------
1902年スウェーデンの教育会から、子どもに読ますための本を頼まれました。
そこでラーゲルレーヴさんは三年のあいだ鳥やケモノの生活をくわしくしらべました。こうして苦心したあげく、ようやく書き上げたのが、この「ニルスのふしぎな旅」です。これは、ガチョウのせなかに乗ってスウェーデンじゅうを飛びまわる少年の冒険物語ですが、その旅のあいだに、各地の伝説や、おもしろい風俗や、ためになるお話をたくさん聞かせてくれます。それから鳥やケモノの生活、そうしてそれらのあいだの友情や愛情をも教えてくれます。しかもそれが、美しい風景の描写とともに、ゆたかな空想力によって、じつにすばらしい物語になっているのです。
<翻訳にあたって>
まえがき より一部抜粋----------
さて、この「ニルスのふしぎな旅」は、第一巻と第二巻とに分かれている大変長い物語です。それで、いまはとにかく第一巻を、上巻と下巻とに分けて訳すことにし、第二巻のほうはあらすじだけを下巻のおしまいにつけておきました。なお、この本には、スウェーデンの歴史や風俗などで、日本のみなさんにはわかりにくいところや、おもしろくないところもありますので、そういうところは少々はぶきましたが、だいたいにおいて、できるだけわかりやすいようにくだいて全訳しておきました。
(略)
冬休みのあいだ、毎日毎日こたつにもぐりこんで一生けんめい訳しました。そして訳したところをそばにいるわたしの子どもに話してきかせますと、それからどうなる?それからどうなる?と先をさいそくされました。おかげで、いそがしくはあっても、みんなでたいへん楽しいお正月をすごすことができました。みなさんも一ど読みはじめたら、早く先が読みたくてたまらないでしょう。
矢崎源九郎
あらすじ
ニルスはいたずら好きでなまけもので、ろくに勉強もせず、お父さんとお母さんに心配をかけてばかりいました。
ある日のこと、偶然家の中で捕まえた小人をいじめたニルスは、小人の魔法で自分の姿も小人に変えられてしまいます。
魔法をかけた小人を探そうと、ニルスは牛小屋に行きました。
今までニルスにいじめられていた動物たちはニルスを見ると、「ばちがあたった!」と騒ぎ立て、ニルスに仕返しをしようとしてきます。
やっとの思いで牛小屋から逃げてきたニルスは、動物たちのだれも小人を探す手助けをしてもらえないとわかり、がっがりしてしまします。
沈んだ気持ちでニルスが庭を歩いている時、ガンの群れがガチョウたちに「いっしょにこいよ」と呼びかけていました。
その時、ニルスはどうしても旅に出たくてついて行こうとするガチョウのモルテンを見つけます。「あの大きいガチョウに逃げられたら大損害だぞ」と思ったニルスは、ガチョウの群れのまんなかに駆け込んで、モルテンの首に飛びついて止めようとします。
しかし、モルテンは空へと舞い上がり、一緒に連れていかれてしまいました。
こうして、ニルスはガチョウのモルテンと渡り鳥のガンの群れと一緒にスウェーデンじゅうを旅することになりました。
小人になったニルスは渡り鳥のガンと同じ生活することになります。家もないし、食べ物も自分でみつけないといけません。ガン達と旅をすることで、ニルスはガンがとても賢いと気が付きます。そんなガン達を撃とうとする狩人に腹を立てたり、動物たちを守ったり…とニルスは優しくなっていきます。小さい動物たちを助け、次第に動物たちに信頼されていくニルス。
厳しい野生の暮らしを知り、またキツネのズルスケに追い回されますが、それでもニルスはめげずに成長していきます。
目次
まえがき
1 少年
・小人(こびと)
・ガンの群(むれ)
・市松(いちまつ)もよう
2 ケブネカイセのアッカ
・夕方
・夜
・ガンのいたずら
3 野の鳥の生活
・農家にて
・ヴィットシェーヴレのお城(しろ)
・エーヴェードスクローステル公園にて
4 グリンミンゲ城(じょう)
・黒(くろ)ネズミと灰色(はいいろ)ネズミ
・コウノトリ
・ネズミつかい
5 ツルの大舞踏会(だいぶとうかい)
6 雨の日に
7 三つの段々(だんだん)
8 ロンネビュー川
9 カールスクローナ市
10 エーランド島(とう)へ
11 エーランド島(とう)の南のはし
12 大きなチョウ
13 小カール島(とう)
・嵐(あらし)
・羊(ひつじ)
・地獄穴(じごくあな)
14 二つの都(みやこ)
・海の底(そこ)の都(みやこ)
・生きている都(みやこ)
15 スモーランドの言いつたえ
16 カラス
・土のかめ
・カラスにさらわれる
・小屋
17 百姓(ひゃくしょう)のおばあさん
18 ターベルイからフースクヴァルナまで
19 大きな鳥の湖(みずうみ)
・野ガモのヤッロー
・おとりガモ
・潮を干(ほ)す
20 予言(よげん)
21 珍(めずら)しい拾(ひろ)いもの
その後(ご)のニールス
・ラプランドさして
・めぐりあい
・南へ、南へ
・小説家(しょうせつか)のおばさん
・なつかしいわが家(や)に
・ガンたちとの別(わか)れ
※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、
不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。
しかし作品のオリジナル性を最大限に尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。
セルマ・ラーゲルレーヴ
作家。1858年生まれ。女性初・スウェーデン人初のノーベル文学賞受賞者。
師範学校を首席で卒業した後に女学校の教員に採用され、32歳の時、その傍らで書き上げた短編小説がイドゥン誌の懸賞小説で1位に入選。一年間の休職を経て、この作品を長編として書き上げたのがデビュー作の「イェスタ・ベルリングのサガ」である。2作目となる短編集「見えざる絆」の中の一作「羽ぶとん」は好評価を得て、その後作家として専念するために教職を退く。1901年、エジプト・イスラエルへ親友である女流作家ソフィ・エルカンと旅行。旅行で感じたこと、会話などを盛り込んだ「エルサレム」第一部を出版。この本は二年の年月を要した。第一回ノーベル文学賞の候補となり、1902年に同作の第二部を出版した後、1909年に受賞を果たす。女性解放運動にも参画。代表作には「アンチ・キリストの奇跡」「クンガヘラの女王たち」「地主屋敷の物語」「幻の馬車」「モールバッカ」など。
矢崎源九郎(やざき・げんくろう)
言語学者、北欧文学者、翻訳家。
1921年 山梨県で生まれる。東京帝国大学言語学科卒。東京教育大で助教授として教職に就く 。
北欧語言語が堪能。グリム、アンデルセン、イプセンの本を数々翻訳。
主な訳本 アンデルセン『絵のない絵本』『みにくいアヒルの子』『アンデルセン童話選集』
グリム 『うまい商売『』グリム童話全集 1』
コッローディ『ピノッキオ』イプセン『人形の家』など。
1967年2月23日45歳で没。
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