[オーディオブック] 彼岸過迄
夏目漱石,
アイ文庫
ことのは出版.
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MP3
約720分 35ファイル 2012年4月発売
本体 2,191円 税込 2,410円
サンプル再生3から10分程度無料で試聴できます。
解説
夏目漱石45歳の作品。「三四郎」と「こころ」の間にかかれた漱石の日本近代小説としての技法の進化が見られる作品です。約100年前の作品が今なお日本人の心をとらえて放さない。あの名作を今度は耳で聞いてみませんか?
「敬太郎はそれほど験の見えないこの間からの運動と奔走に少し厭気が注して来た。元々頑丈にできた身体だから単に馳け歩くという労力だけなら大して苦にもなるまいとは自分でも承知しているが、思う事が引っ懸ったなり居据って動かなかったり、または引っ懸ろうとして手を出す途端にすぽりと外れたりする反間が度重なるに連れて、身体よりも頭の方がだんだん云う事を聞かなくなって来た。……」
“修善寺の大患”後の弱った身体に、幼い娘の死などが襲いかかった、漱石45歳の作品。。
〈注〉本朗読において、今日の表現基準に照らして不適切と思われる語句や表現がありますが、発表時の時代的背景と文学性を考え合わせ、底本どおりに読んでおります。ご了承ください。ⓒアイ文庫
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著者プロフィール
夏目 漱石(なつめ そうせき)
1867〜1916
江戸牛込馬場下横町(現在の新宿区喜久井町)に生まれる。本名・夏目金之助。漢文学や俳句にも親しみ、正岡子規と交友が深かった。明治26年、東大英文科卒業後、東京高等師範学校、松山中学、第五高等学校などで教師を務め、33歳、イギリスへ国費留学。神経衰弱に悩まされる。帰国後、第一高等学校教師時代に処女作『吾輩は猫である』を発表。その後朝日新聞社に入社、本格的に文筆生活に入り、「三四郎」「こゝろ」「行人」など、不朽の名作を残した。神経衰弱とにより、1916(大正5)年12月9日胃潰瘍で永眠、享年50歳。
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